インターネットの情報だけを頼りにイタリアに行ってみた トリノ観光編
忙しさを言い訳におぼえがきを放置していたら、丸々1年が経過してしまいました。
私たちが去年旅したイタリアでは、この1年で未曾有の洪水があったり、新型コロナウイルスの影響で都市が封鎖されたりと、さまざまなことが起きました。
事態が収束した後、このおぼえがきがどこまでお役に立てるかはわかりません。
しかし、外出自粛が続く中で、楽しかったあの旅に思いを馳せることで、自分の心を穏やかに保つためにも、記録の続きを書いていこうと思います。
(どこまで思い出せるかわかりませんが…)
無事にトリノに到着し、荷物を預けることができた私たち。
(参照:インターネットの情報だけを頼りにイタリアに行ってみた ミラノ出発編 - おぼえがき)
お目当てのチョコレートショップに向かいます!
トリノ観光編
今回の教訓
荷物を預けたら、来た道を戻り、地上へ。
10時にポルタ・スーザ駅に到着して、お金を崩したりkipointを探したりともたもたしていたせいで、地上に出たのは11時を超えていました。
まずは一番行きたかったグイドゴビーノへ。Google Mapsに住所を入れ、歩いて向かいます。
雲ひとつない晴天は、前日風呂に入れなかった私たちのスタミナをごりごりと削ります。
トリノのお店は11時OPENのところが多いようで、目的地までの道はとても静かでした。
GUIDO GOBINO
見慣れたロゴがどかんと飾られた路面店。外から見ているだけでテンションが上がります。
トリノ本店はお客さんが5人くらいくるといっぱいになってしまうほどの広さ。パントリーは広いのか、奥には何人もの店員さんがいました。
どのお客さんも長居はせず、ぱっと決めてぱっと買って帰っていくのですが、ひっきりなしに人がきていました。
店内には四方八方にチョコレートが並べられているし、日本では見たことがないほど大きいジャンドゥーヤの塊に目移りしまいます。
店員さんはとても親切で、日本人のお客さんも多いのか、「two?ニコ!」「カワイー」とカタコトの日本語でショッピングに付き合ってくれました。
5泊8日の長旅の初日だったので、一番大きいアソートと少しのガナッシュを購入。
外のテラスではアイスキャンディーも食べられるようだったので、それも一つずつ購入。
たくさん試食させてもらい、たくさんおまけを入れてもらって、それでも合計42ユーロ。毎年サーレ6粒を2千円で購入している私は心臓がバクバク。終始夢心地でした。
GUIDO GOBINOの店舗情報
住所:Via Giuseppe Luigi Lagrange, 1, 10123 Torino TO
営業時間:月曜日 15:00〜20:00、火〜日曜日 10:00〜20:00
公式HP:http://guidogobino.it/
Caffarel
グイドゴビーノを満喫した後は、イタリアで有名なチョコレートショップのジェラート巡り。
まずはグイドゴビーノから数分歩いたところにあったカファレル。
量り売りのチョコやキャンディーが並べられたカラフルな店内に、テンションが上がります。
カファレルのジェラートはピッコロサイズで2.2ユーロ。箱買いもできるようで、1kg 22ユーロと書いてありました。
ジェラートを食べたい時は、店内向かって右のレジでまず代金を支払います。そしてそのレシートを持ってジェラートブースに行くと、店員さんが待ち構えてくれています。
この日用意されていたテイストは8種類。今調べて知ったのですが、「FIOR DI LATTE」はミルクのことらしいです。ちなみに「STRACCIATELLA」はチョコレートチップ。
大人ぶってピスタチオとエクストラチョコを注文してみましたが、甘過ぎて味覚崩壊しそうでした。(おいしかったですよ!)
レモン味がクリーミーと爽やかさが合わさって美味でした。
Caffarelの店舗情報
住所:Via Carlo Alberto, 12, 10123 Torino TO
営業時間:10:00〜18:00、日曜定休
公式HP:http://www.caffarel.com/it
Guido Castagna
カファレルからまた数分歩いたところにあったGuido Castagna。
洗練された店内はまるで美術館のようでした。
お昼休み間際だったからか、他にお客さんはいませんでしたが、とっても親切な店員さんがおすすめ商品を説明してくださいました。
試食はできないお店でしたが、ここで購入したジャンドゥーヤが、これまで口にしたどのジャンドゥーヤよりも絶品!
ナッツが濃厚なのにガナッシュがふわふわで、脳味噌がとろけそうなほど美味しいのに、200g(12個くらい)で12ユーロという破格。
帰国後に開封したことをこれほどまでに悔やんだ日はありませんでした。
Guido Castagnaの店舗情報
住所:Via Maria Vittoria, 27 C, 10123 Torino TO, イタリア
営業時間:月曜日 15:30〜19:30、土曜日 10:30〜13:30/15:30〜19:30、日曜日 9:30〜13:30
公式HP:https://www.guidocastagna.it/
ランチ
ランチはPastificio Defilippisという手打ちパスタのお店へ。「トリノ ランチ おすすめ」で調べ、よさそうなところに決定しました。
13時半くらいにお店に到着したら、店内もテラス席も大賑わい。イートインは数組が待っている状態でした。
店員さんに聞くと、30分くらいで案内できるとのことだったので、紙に名前と電話番号(通じないけど…)を書いて一度お店を出ました。
近くのお店を見て、25分くらい経った頃に戻ると、席に通してくれました。
すごく混んでたこと+下調べゼロで迷うまもなく注文。ここでInstagramが役に立ちました。
店名でタグ検索し、美味しそうな画像を指差して注文。ローズマリーがきいたラビオリ(13ユーロ)と、シーフードのパスタ(14ユーロ)にしました。
手打ちのパスタはもちもちで、すごくボリュームがありました。お手頃価格なのに、メインディッシュだけでお腹パンパンです。
Pastificio Defilippisの魅力については、こちらのブログに細かく書かれています。
Pastificio Defilippisの店舗情報
住所:Via Giuseppe Luigi Lagrange, 39, 10123 Torino TO, イタリア
営業時間:12:30〜15:00、19:30〜22:30
公式HP:https://www.pastificiodefilippis.it/
トリノ散策
ランチを終えて、事前に調べていた有名チョコレートショップのひとつ、GERLAに行っていなかったことが心残りだった私。
調べてみるといくつか店舗があるようだったので、観光ついでにトリノ王宮の中にあるお店に行ってみることに。
これがすべての元凶だったと気づくのはもう少し先の話。
せっかく4ユーロで買った一日券。トリノではすべての公共交通機関の乗車券が共通なので、トラムに乗ってみることにしました。
(前回参照:インターネットの情報だけを頼りにイタリアに行ってみた ミラノ出発編 - おぼえがき)
結論から言うと、歩いた方が早く着きました。
トラムの乗り場を探すのも、待つのも一苦労、イタリア語も英語も不安な情弱にとっては降りるのも一苦労でドキドキの連続。
くたくたになりながらついたカステッロ広場は、人がたくさん。歌のコンテストをやっていたりして、海外にきたな〜、という感じでした。
GERLA1927
人の流れにしたがってゲートをくぐると、トリノ王宮の中に入れました。
見晴らしがいい芝生のつきあたりに、ひっそりとGERLA1927の看板がありました。
ここで気づく。あれ、普通の店舗じゃない。
数種類のプチガトーとデニッシュが置いてあるだけの店舗。
マロングラッセが買いたかったけど、ここまできたら食べて帰るしかないなと思い、カウンターでドリンクとプチガトーを注文しました。
今回注文したmonviso3841(多分)は、つやっつやのチョココーティングの中にあまいホイップの層があって、さらに中心部は塩気のあるスポンジ。
イタリア人好みのあんま〜いプチガトーでしたが、こんなに濃厚スイーツが3ユーロ。
この方が味の詳細を書かれています。
次は絶対街中にある店舗に行ってマロングラッセを買います。
GERLA1927の店舗情報
公式HP:http://www.gerla1927.com/
ミラノへ
はちきれそうなほどのお腹をかかえ、トリノ王宮を後にします。
一度学んだ経験を生かし、トラムでポルタ・ヌォーバ駅へ。今度はスムーズに乗り降りできました。
駅に着いたらKipointに預けていた荷物を取りに行きます。11:04から16:53まで2つのスーツケースを預けて14ユーロ。
空いていたので10分もかからずに受け取ることができました。
ポルタ・ヌォーバ駅からミラノへは、北京で暇を持て余していた時に予約しておいた特急 トレニタリアで向かいます。特急の乗り場はKipointの真ん前。
イタリアの特急は、特急の種類だけでなく、予約するタイミングや乗車する時間帯で金額が変わります。
私たちが利用したのはポルタ・ヌォーバ駅からミラノ中央駅までぴったり1時間でいけるFrecciarossa。二人で72ユーロでした。
予約の詳細はこちらのブログに書かれています。
オンラインで予約すると、こんなPDFが送られてきます。これを乗車後、回ってくる車掌さんに見せればOKです。
イタリアの特急は基本的に改札がないので、勝手に乗り込んでいいのかそわそわしました。
日頃の引きこもり生活がたたり、久々に歩き回った疲れで爆睡(無用心)。
気付いたらミラノ中央駅に到着していました。
チェックイン
ホテルは駅から歩いてすぐのところにある、43ステーションホテルを予約。宿泊費は二人で10,913円。
イタリアでは宿泊料のほかに市税がかかります。ミラノでは1人あたり4ユーロを現地で支払いました。
部屋によってエレベーターの位置が違うところは要注意ですが、部屋も広く、快適でした。
荷物置いたら夜ご飯食べに行こう、と言って靴を脱いだところから記憶にないです。(爆睡)
43ステーションホテルの詳細情報
チェックイン対応時間:14:00〜24:00
チェックアウト:11:00
ホテル詳細:43 ステーション ホテル|口コミ、部屋写真&料金、お得情報|エクスペディア
今回のお会計(一人あたり)
(€) | |
---|---|
バス(マルペンサ空港→トリノ) | 22 |
一日乗車券 | 4 |
Kipoint | 7 |
GUIDO GOBINO | 42 |
Caffarel | 6.43 |
Guido Castagna | 17 |
GERLA1927 | 9.5 |
ランチ | 16.3 |
特急(トリノ→ミラノ) | 36 |
ホテル(ミラノ) | 44 |
市税(ミラノ) | 4 |
小計 | 191.93 |
お目当てのチョコレートショップがある場合は、地図まで確実に調べておくと良いです。
特急は、旅の予定が決まった時に予約するともう少し安く抑えられるようです。
インターネットの情報だけを頼りにイタリアに行ってみた
予約編
スケジュール編
羽田出発編
北京観光編
北京出発編
ミラノ出発編
トリノ観光編
ミラノ観光編
ヴェネツィア観光編
フィレンツェ観光編
ローマ観光編 part1
バチカン市国観光編
ローマ観光編 part2
ローマ出発編