JANICE WONG
噂のJANICE WONGにいってきました。
800° DEGREES NEAPOLITAN PIZZERIAの左側です。
今回はお昼のコースにいってきました。
三連休の中日に行ったのですが、2週間くらい前に予約してまだ空きがいくつかあるような状況でした。
当日は予約のお客さんでいっぱいのようで、何名か入り口で断られていました。
今回食べたもの
おまかせデザートコース ノンアルコールペアリング付き 5,400円
予約の際に、苦手なものやアレルギーなどを事前に答えられるシステムになっており、当日に確認をしてくれます。
シックで洗練された内装の店内はとても静かでした。
ゴールドのカトラリーの上にあるものはおしぼり。
店員さんがお水をかけるとどんどん膨らみ、食事の前から楽しめます。
今回はカウンターに案内していただきましたが、
目の前でデザートが作られていく様子を眺めているだけでとても楽しめました。
今回はペアリングコースのため、
デザートひとつひとつに合わせた飲み物がでてきます。
1.Tomato Lake/Relaxing Tea Time
スープの寒天の上に、トマトとメロン、海ぶどう、中心部にはトマトのソルベ。
レストランでよく見るソルベのこのラグビーボールみたいな形は、シェフがアイスをすくったスプーンを手で温めて、すこし溶かして盛り付けることでできる形だと初めて知りました。
クラッシュされたモッツァレラは、細かくてももちもちとした独特の食感が残っていました。
ペアリングの飲み物は和紅茶がベースのノンアルコールカクテル。
JANICE WONGにはドリンクを作る人が別にいるのですが、デザートはさることながら、こちらも見たことのない植物や、テクニックがたくさん見られて目が離せなくなります。
2.JP Snicker Bar/Apricot Almond
スニッカーズの日本版という意味のようです。
このピーナツバー、これだけで売って欲しい!!と思えるくらいこれだけで十分おいしいのですが、
付け合わせの茗荷や紫蘇、チェリーをのせて食べると、キリッとした刺激と甘さのバランスがとても良いです。
ペアリングはほうじ茶ベースと書いてありますが、アプリコットとアーモンドでスッキリとしており飲みやすい、これだけで十分おいしいドリンクでした。
3.Miso Corn/Virgin Pina Colada
フォトジェニックとはまさにこういうことだな…という見た目。
ヤングコーンのソテーにコーンのプディング、ポップコーンはアーモンドとホワイトチョコと和えられていて、
甘い、しょっぱい、あったかい、つめたいの色々な味覚が一度に刺激されるようなデザート。
ペアリングはクレームブリュレティーと書いてありましたが、ココナッツの甘さとパイナップルの爽やかさがする南国チックなカクテルでした。
4.Botanical Summer/Floral Kiwi
このコースを夏のコースたらしめているなと感じるのにふさわしい一品。
つめたいアイスのまわりに、ふわふわしゅわしゅわとしたプルプルの…ムースなのか?
トッピングされているメレンゲやお花がかわいく食べるのがもったいない、でも写真を撮っている間にもどんどん形は崩れて…
まさにライブでしか食べられない、素敵な一品でした。
ペアリングの飲み物は、今回このコースの中で出てきた物の中で一番感動したのがこちらのFloral Kiwi。
これ、上の泡は上の泡で別の飲み物の泡なんですよ!!(私の語彙力では伝わるかどうかわかりませんが)
濃厚なキウイのジュースの上に、
カモミールティーとすみれ、ラベンダーのジュースの泡がのっている、なんとも贅沢な飲み物。
これがめちゃめちゃおいしくて一番印象的でした。
5.Bottarga Paprika/Red Lizard Tail
甘いデザートのつぎは塩気のあるデザート、と口の中のバランスをとってくれるような一品。
Bottargaとはからすみのこと。
からすみのクリームの上にクリームチーズやマンゴー、柚子のソース、パプリカのソルベがのっていて、
穴子の骨の素揚げが刺さっているのが奇妙だけど、でもおいしい。
ペアリングは甘酸っぱいラズベリーが印象的な、爽やかなドリンクでした。
ここまででほぼ2時間。
季節に一度、メニューの改変があるみたいですが、同じ季節に二度目ということを伝えると、別のメニューを用意してもらえるそうです。
五感で楽しむスイーツとはまさにこういうこと。
お腹よりも心がいっぱいになったいい体験でした。
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